【保存版】三相モータ電流異常のチェック手順まとめ

トラブル対応

こんにちは、Elefitのささぽんです。

現場でよくあるトラブルのひとつが、
「三相モータの電流がなんかおかしい…」というケースです。

・1相だけ高い
・全体的に高い
・日によってバラつく

など、原因はさまざまですが、
順番に確認していけば、ほとんどの場合は原因を特定できます。

この記事では、私が実際の現場で行っている
電流異常のチェック手順をまとめました。

同じようなトラブルで困っている方の参考になれば幸いです。


① まずは電流値を正確に測る

最初にやるべきことは、
正しい電流値を把握することです。

チェックポイント👇

  • クランプメータは正常か
  • 3相すべて測っているか
  • 負荷がかかった状態で測っているか

おすすめは👇

👉 無負荷時
👉 通常運転時
👉 最大負荷時

の3パターンで測ること。

これだけで、かなり原因が絞れます。


② 電圧バランスを確認する

次に、電圧をチェックします。

三相モータでは、

👉 電圧のバランスが崩れる
= 電流が偏る

ことがよくあります。

確認項目👇

  • U-V
  • V-W
  • W-U

の線間電圧がほぼ同じか?

目安👇
±5%以内ならOK
大きくズレていたら要注意です。


③ 配線・端子台・端子箱を点検する

電流異常で一番多い原因はここです。

重点チェック👇

☑️ 端子の緩み
☑️ 被覆のキズ
☑️ 圧着不良
☑️ 焼け跡
☑️ 腐食

特に注意👇

👉 モータ端子箱内
👉 制御盤内端子台

ここは必ず開けて確認します。

「見た目キレイ」は信用しないのがコツです(笑)


④ ケーブル・配線ルートを確認する

次はケーブル周りです。

チェックポイント👇

  • 曲げすぎていないか
  • 挟まれていないか
  • 金属部に接触していないか
  • 被覆が劣化していないか

よくあるのが👇

👉 外皮を剥くときに中の被覆まで傷つけているケース

これ、かなり多いです。


⑤ モータ本体の状態を確認する

配線に問題がなければ、
モータ本体を疑います。

確認項目👇

☑️ 異音がないか
☑️ 異臭がないか
☑️ 異常発熱していないか
☑️ 回転が重くないか

可能なら絶縁抵抗も測定します。

メガー測定で明らかに低ければ、
モータ不良の可能性大です。


⑥ 機械側の負荷を確認する

意外と見落とされがちなのが「負荷側」です。

チェック👇

  • ベアリング不良
  • 異物噛み込み
  • 軸ズレ
  • 潤滑不足
  • 機構の引っかかり

機械が重くなると👇

👉 電流は素直に上がります😅

電気だけ見ていても解決しないケースも多いです。


⑦ インバータ使用時の設定確認

インバータ使用時は、設定も重要です。

確認ポイント👇

  • 定格電流設定
  • モータ容量設定
  • V/f特性
  • 電流制限値
  • 加減速時間

設定ミスだけで過電流になることも普通にあります。

「前の装置の設定流用」は危険です(笑)


⑧ トラブル対応時のおすすめ手順まとめ

私が基本にしている順番はこちら👇

① 電流測定
② 電圧測定
③ 配線チェック
④ ケーブル確認
⑤ モータ確認
⑥ 機械負荷確認
⑦ インバータ設定

この順でやると、遠回りしません。


⑨ 実際の現場では「複合原因」が多い

実務で多いのは👇

✔️ 配線+端子緩み
✔️ ケーブル傷+湿気
✔️ 負荷増大+設定ミス

など、原因が1つじゃないケース。

「1個直したらOK」にならないことも多いです。


⑩ まとめ:焦らず順番が一番の近道

電流異常が出ると焦りますが、
結局は👇

👉 基本を順番に潰すのが最短ルートです。

この記事のチェック手順を使っていただければ、
かなりの確率で原因にたどり着けると思います。


おわりに

Elefitブログでは、
現場で実際にあったトラブルや対処法を、できるだけ分かりやすくまとめています。

同じようなことで困っている方の「時間短縮」になれば嬉しいです。

今後も実体験ベースで書いていきますので、
よかったらまた覗いてみてください。

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