【保存版】三相モータが回らない時のチェック手順まとめ【現場対応】

トラブル対応

こんにちは、Elefitのささぽんです。

現場でよくあるトラブルのひとつが、「スイッチを入れても、モーターが回らない…」
というケースです。

・うんともすんとも動かない
・唸るだけで回らない
・途中で止まる

など、症状はいろいろありますが、
原因の多くは“基本的な部分”にあります。

慌ててモーターを交換する前に、
ぜひ一度チェックしてほしいポイントをまとめました。


① まず最初に電圧を確認する【最重要】

モーターが回らない場合、
最初に確認すべきなのは「電圧」です。

チェック項目👇

  • 三相すべて来ているか
  • 欠相していないか
  • ブレーカが落ちていないか
  • ヒューズが切れていないか
  • コンセントが抜けている、抜けかかっていないか

電圧が来ていなければ、
他をいくら調べても回りません。


② 運転信号・制御回路を確認する

次に、運転指令が正しく出ているかを確認します。

確認ポイント👇

  • スタート信号ONか
  • 非常停止が解除されているか
  • 安全回路が成立しているか
  • インターロックが解除されているか

意外と「非常停止ONのまま」が多いです(笑)


③ 配線・端子を点検する

電圧・信号が正常でも、
配線不良があると回りません。

重点チェック👇

☑️ 端子の緩み
☑️ 圧着不良
☑️ 焼け・変色
☑️ 被覆キズ

特にモータ端子箱内は要確認です。


④ ケーブル・配線ルートを確認する

次はケーブル周りです。

確認項目👇

  • 挟まれ・折れ
  • 金属部との接触
  • 被覆劣化
  • 引っ張り跡

外皮処理ミスで中線が傷ついているケースも多いです。


⑤ モータ本体の状態を確認する

配線に問題がなければ、
モータ本体を疑います。

チェック👇

☑️ 異音・異臭
☑️ 異常発熱
☑️ 回転の重さ
☑️ 絶縁抵抗値

メガーで異常が出れば交換検討です。


⑥ 機械側の負荷を確認する

機械トラブルでも回らなくなります。

例👇

  • ベアリング不良
  • 噛み込み
  • 軸ズレ
  • 潤滑不足

機械が重くなると、
モータは簡単に止まります。


⑦ インバータ使用時の設定確認

インバータ使用時は設定も重要です。

確認項目👇

  • 定格電流設定
  • 容量設定
  • V/f特性
  • 電流制限
  • 加減速時間

設定ミスだけで止まることもあります。


⑧ チェック手順まとめ(おすすめ順)

私が現場で行っている順番はこちら👇

① 電圧確認
② 信号確認
③ 配線確認
④ ケーブル確認
⑤ モータ確認
⑥ 機械確認
⑦ インバータ確認

この順でやれば、ほぼ遠回りしません。


⑨ 電流異常が出る場合はこちら

モーターは回るが、

・1相だけ電流が高い
・電流バランスが悪い

といった場合は、
こちらの記事で実例を紹介しています👇

📌 関連記事
▶ 【実例】三相モータでW相だけ過電流になった原因と対処法


⑩ まとめ:基本を順番に潰すのが最短ルート

「回らない」トラブルほど焦りますが、結局は基本確認が一番の近道です。
 順番にチェックすれば、ほとんどのトラブルは解決できます。


おわりに

Elefitブログでは、
現場で実際にあった事例を中心に、分かりやすくまとめています。
同じようなトラブルで困っている方の参考になれば嬉しいです。

📌 関連記事
▶ 【実例】三相モータでW相だけ過電流になった原因と対処法
▶【保存版】三相モータ電流異常のチェック手順まとめ

コメント